認知症セミナー「FPとして出来る認知症サポートと超高齢化社会の実像に迫る!」下農美智子
【講演内容】「FPとして出来る認知症サポートと超高齢化社会の実像に迫る!」
土地相続専門FP和田清人さま主催の
SG阪神いきかた研究会の勉強会にてお話させていただきました。
テーマは、
「FPとして出来る認知症サポートと超高齢化社会の実像に迫る!」
CFP下農美智子
若年性認知症になった主人との15年間の介護生活を
FPの視点でお話させて頂きました。
ご参加いただいた方からは
なかなか聞けない一人称のお話。
迫りくるものがありました。
などのご感想を頂戴しました。
家族が認知症になった場合、
認知症介護、家族がたどる「4つの心理的ステップ」
【1】:とまどい・否定
今までできていたことができなくなると、家族は何が起こったのか戸惑います。
また、それが自分の親だと、認知症であることを否定しようとします。
この時期、他人に相談できないなど、一人で悩むことになります。
【2】混乱・怒り・拒絶
異常な言動が続き、いくら注意しても繰り返されると、怒りがわき上がります。
そして、精神的・身体的に疲れてしまい、その人の存在を拒絶しようとします。
先の見えない、最もつらい時期です。
【3】割り切り・あきらめ
高齢なのでやむを得ないと考えます。
【4】受容
認知症を理解。
あるがままを受けいれることができるようになります。
できなくなったことではなく、できることに着目し、穏やかに暮らせます。
やはり、第1ステップや第2ステップの早い段階で
相談できる場所を知っておくことと
少しなりとも知識があることがとても重要です。
特に、現役バリバリで働いている方が
若年性認知症になったことを考えると、
一番不安なのは本人なのです。
各自治体でも配布されている「若年性認知症ハンドブック」。
私自身も常に感じていること、
「あの時に知っていれば・・・」
一人で抱え込んでいる方がいれば、
「若年性認知症ハンドブック」教えてあげてください。
また、
●詳しく話を聞いてみたい
●所属している会で話して欲しい
●〇〇の人たちが集まる会での講師を探している