下農美智子セミナー「認知症の夫との15年間の軌跡非日常が起こった時、あなたならどうする?」

下農美智子セミナー認知症

2016.07通信より

【講演内容】「認知症の夫との15年間の軌跡非日常が起こった時、あなたならどうする?」

6月30日(木)大阪市立総合生涯学習センターにて、(株)フューチャープラン代表取締役、ファイナンシャルプランナーの下農美智子さんをお招きして、認知症に関する講演会を開催し、組合員13名、組合員以外3名、合計16名の方が参加されました。

認知症の人の数は平成24年で約462万人、65歳以上高齢者の約7人に1人と推計されています。
この数は高齢化の進展に伴いさらに増加が見込まれており、平成37年には認知症の人は約700万人前後になり、65歳以上高齢者に対する割合は、現状の約7人に1人から約5人に1人に上昇する見込みとなっています。

認知症はもはや他人事ではありません。
講演会ではまず脳の構造と認知症の種類を学びました。脳は、私たちのほとんどあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。

認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こったり、生活するうえで支障が出ている状態です。

認知症にもいくつかの種類があり、認知症の中には、予防できるものがあることを学びました。
講演会では仕事と子育てをしながら、15年間の介護生活をお話いただきました。

ご主人が認知症を発症されたとき、2人のお子さんはまだ小学生で、介護生活は大変という言葉では言い尽くせないものがあったと思いますが、常に前向きに取り組んでこられたことに勇気づけられました.

アンケートより

 

●参加動機

・もし、身内がなったときの心構えを知ればいいなと思い、参加させてもらいました。
・友人に誘われて
・親のこと、自分のこととして、これから他人事ではなく、考えておいた方が良い問題だと思いました。

・夫の父が認知症だから、ヒントになることはないかと思いました。
・認知症についての理解を深めたいと思った。
・実際にどう動いたらいいのか教えてくれる場所が少ないので。

・認知症の義母と同居していますが、隣家に住む両親も夫も同じ時期に認知症を患ったら、どうなるのかな?
漠然と想像し、一抹の不安がよぎったから。
・実家で母(75歳)が祖母(98歳)を(そろそろ父も(82歳))老老介護  をしている。
祖母は認知症ではないが、母も後期高齢者になり、3人のうち誰かが認知症にいつなるか分からないと思っているので。
・60代になって、切実な問題になってきたため・・・。

・認知症の人に接する際に大切なことは全ての人付き合いに通じると思ったので。
・介護に興味があったので、参加しました。
・少し勉強したいナと思いました。

●本日の感想

・いろいろ勉強させてもらいました。

・海馬は何才からでも使えば使うほど大きくなる!
なんとうれしい事を聞けたかと感謝です。
ことばが出ない。忘れ物が多い。とても心配事が増えてきました。
おだやかに、深刻な問題に当たれての話を聞かせていただき、私もゆったり聞けました。
ありがとうございます。

・貴重なお話を聞かせて頂き、有難うございました。
困難な中で、子育て、資格、仕事を続けてこられたパワー、明るさ、すばらしいと思います。

・認知症の基本的なことから学べて良かったです。
夫が認知症という大変な状況を明るく話されていたのが印象的でした。
私自身、収入を得られる方法を考えておかないといけないと痛切に感じました。

・わかりやすく、共感でき、とてもよかった。

・認知症の違いで症状が違うことに大変勉強になりました。
同じ病気は一つとないというのも気づきでした。

・脳血管性認知病の家族もレビー型認知症の家族も見てきていて知っていたので、
その他ピック病の方のお話も聞けてもうこわいものなし!という気になってきました。
しかし、難しいなあと感じていることは認知症の疑いの時だけでなく、その本人(夫や両親)を病院に受
診させる説得をすることです。自覚が出てこない限り、はたから見ておかしいと思っていても
病院に連れて行けないことがあります。ガンコで困ります。

・先生がすごく明るくて、ほっこりしました。
実家を心配して参加しましたが、私達夫婦もいつ発症するか分からないのだなあと思いました。

・体験から出発しているお話だったので、とても説得力がありました。
終始明るい雰囲気で、すばらしいと思いました。
行政もいろいろ情報を持っているのに、もったいないですね!
必要な情報にたどり着けるような方法を交換できたら・・・と。
いつも良い情報を発信してくださって、ありがとうございます!!

・大変なことを体験されたのに、当たり前のことにように受け止め対処されたことがすばらしいと思いました。
何故私が…というように思われたと思うのですが。

・脳を学んでよかったです。介護をされている親も迷惑をかけたくないと申しておりました。
予防も大切ですね。どうもありがとうございました。

・若年性認知症の大変さが解かりました。
これから認知症になるような気がしますので、色々と勉強していきたいと思います。

・わかりやすい話し方で、本当に大変なご体験を明るく(さらりと)
参考にできることが将来心丈夫です。

【主催者さまの声】

いつも大変お世話になっております。

さて、先日は弊会主催の講演会にご講演いただき
誠にありがとうございました。

下農先生のご講演はセミナーは、体験に基づくお話でかつ実例も多く
大変わかりやすかったと、参加された組合員さんから大好評でございました。

特に先生がお話しいただいた脳の構造と認知症の種類については
参考になったと出席の方々からお声をいただき、
おかげさまで大好評の講演会として終わらせることができました。

お問い合わせお待ちしております

電話でのお問い合わせは 0721-98-2585